こんにちは。久しぶりにブログを担当しますベースの奏と申します。
9月11日の練習では、来る10月30日大田区民プラザで開催される4団体合同によるジョイントコンサート「言の葉とめぐる旅2021」にてGnosinaがお送りしますステージ「蒼穹の追憶 to THE BEYOND」の曲を練習しました。

本ステージは私の長年の夢のひとつであった、ファフナーで合唱のステージをしたい!の気持ちを団員はもちろん、指揮・指導の原田先生、ピアノ伴奏・編曲のぐっちさんの力を借りて実現させてもらったものです。
Gnosinaとしては初の、一つのアニメ作品を主題としたステージとなりますが、セットリスト、演出、衣装すべてに団員の力を借りながら、いちファフナーファンとしての思いを詰め込ませて貰っています。
ファフナー好きな人にはぐっさり刺さるよう、そして知らない人には作品を観てみようと思って頂けるようなステージになるよう準備を進めていますので是非ご期待ください。

そして、せっかくだから観てみようかなと思って頂けたそんなあなた!に今回は『蒼穹のファフナー』シリーズの紹介をしたいと思います。

 

『蒼穹のファフナー』シリーズは、
2004年7月から12月までテレビ放送された『蒼穹のファフナー』(TVシリーズ1期)、
2005年12月29日に放送されたTVシリーズ前日談の『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』、
2010年12月25日に劇場上映された映画『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』、
2015年より分割2クールでTV放映された『蒼穹のファフナー EXODUS』、
2019年よりBlu-ray・DVD及び劇場上映されている『蒼穹のファフナー THE BEYOND』
からなる今年で17年目を迎えるアニメ作品です。17年か…。
そして2021年11月5日、いよいよ『蒼穹のファフナー THE BEYOND』最終章の劇場上映が開始します。
17年にわたる物語がいよいよ最後を迎える?かもしれません。

団員にファフナーを布教するときも、「数が多い」「どれから観ていいか分からん」と言われがちですが、まずは物語としてひとまず完結しているTVシリーズ1期をご覧頂き、気に入ったら先へ進んで頂くのがよいと思います。
(このブログ執筆時には残念ながら無料配信サイトでの取り扱いはありませんが、NETFLIXHuluU-NEXTdアニメストア等で配信しているようです。)

 

お話の大筋としては、近未来に未知の生命体“フェストゥム”によって侵略され人類存亡の危機に瀕した地球で、南海の孤島“竜宮島”を主な舞台とし、少年少女たちが巨大ロボット“ファフナー”に搭乗して人類存続の戦いに挑む物語です。最初こそ単なる敵としての描かれ方が強かった“フェストゥム”ですが、シリーズを重ね「未知との対話を通じた共存」のテーマが強くなってきています。あなたはそこにいますか。

その設定の厳しさというか人類サイドベリーハードモード具合から、
「基本絶望7対し希望3くらいで提供される」
「絶望と希望の反復横跳び」
「予告からして悪い予感しかしない」
「どうせみんないなくなる」
ともっぱら鬱アニメ的な紹介をされがちですが、ファン的には、
「意味のない死はないから」
「人が死ぬ話じゃなくて生きた話だから」
「最後は希望が残るって信じてるから」
ともっぱらポジティブ?に作品を楽しんでいます。というか楽しめるようになります。なるんですって。
ファフナーパイロットの生きざま、大人たちの後の世代に残す想いの物語を体感してみて下さい。損はさせません。

そして忘れてはいけない本作のテーマ曲ですが、全てangelaが担当し、この作品のために作詞・作曲されています。
特に歌詞にはファフナーの世界観をあらわすテーマやキーワードがこれでもか!というほど盛り込まれており、作品を語る上で欠かせない存在となっています。
既に演奏曲目として発表しています『DEAD OR ALIVE』はそれまでのまさに集大成ともいえる曲で…ここから先は是非演奏を聴いてなるほど!と思って頂ければ…!

 

長くなりましたが、今回のステージはGnosinaにとっても一つの新たな挑戦となります。一つの作品をテーマとしている以上、作品を観た上でステージをお聴きいただくと全く違う意味を持ってくるものとなっています。
多くのエンターテイメントがひしめき合う昨今ですが、皆様の貴重な時間の一端を我々の演奏とそして蒼穹のファフナーに割いていただけましたらこれ以上の幸せはありません。
演奏会までもうしばらくではございますが、どうぞご期待ください。