初めまして、ソプラノのうなぎと言います。入団1ヶ月経たずしてブログの担当が回ってまいりました。

 

10/27の野外ライブを終えてから初めての練習では、ニコニコ動画にて公開中の
アイデンティティ」と新曲「ジングルベルがとまらない」をメインに歌いました。
一方は滾る格好いい曲で他方は12月が待ち遠しくなる可愛らしい曲。
どちらも耳から離れないので通勤のときも仕事中もつい口ずさんでしまいます。

 

初回の練習で1曲通せるレベルの高い集団でありながら、足りないものがあるとこの練習で知りました。
これは私も目からウロコだったんですが、何が足りないのか、それは「捨てる勇気」です。

 

去年の服も捨てられないのに積み本にしてる同人誌やイベント先行抽選券封入CDの山、
観賞用・保存用・実用用のグッズの数々・・・・・・たわむ本棚、侵食されてく床、埋まっていく寝床・・・・・・。
音符もそう、拍通りに歌うと次の音に間に合わないなら前の音を捨てる勇気を持たないといけないのです。
でも、全部大事なんです。音符1つだって大事にしたい。でも、それがいけないのです。
鋼の錬金術師の作中でも言ってました、等価交換だって。何かを得るためには同等の価値のものが要るのだと。

 

何と交換するのかって、それはアレです。見栄です。次のフレーズは格好良く決めたいよね、
なら多少短い拍で切る勇気を持て。それがその日最大の学びでした。
グッズを捨てる勇気はないですが、ステージで大見栄切るために拍を短く切る
勇気は持てるようになりたいので練習あるのみですね。

 

ここからはオタク活動報告なのですが、写真付きで長くなりそうなので自己紹介は短くしたいと思います。
私は毎週サンデーを出勤前に買い毎年ジャンプフェスタに行く社会人でして、
提督兼P兼ヴァンガードファイター兼マスター(一時は審神者も)をしています。
時々TRPGしてはGM/KPしたりもしています。
今は、ウ=ス異本…ではなく薄い本の積み本を増やしてしまうほど継続力が低下してしまい、
オタクと呼べるのか怪しい何かになってしまいましたが、それでも推しや好きな曲を書いておきます。

 

艦これの初期艦は漣、デレステではススメ⭐︎オトメ〜jewel parade〜が一番好きな島村卯月P、
FGOでは推しはいません。敢えて挙げるならばノッブのキャラが好き。
刀剣乱舞では燭台切光忠に本丸に来てほしかった安室の女です。
自己紹介は以上です。出不精であんまりオタ活しないのですが、
今回ちょうどしてきたので最後までゆっくりしていってね。

 

最近の艦これは画面を超えたイベントが増えてきているのをご存知でしょうか。
私が覚えている限りでこの1年で八景島シーパラダイスで瑞雲パラダイス、深海サーカス、
佐世保と呉でコラボを開催しています。JAZZ演奏会もありました。
特に佐世保と呉は2〜4日間の短期間開催で遠方、しかも開催が発表の1ヶ月後で
スケジュールが合わないこともあり、イベントには参加できませんでした。
ですが、普通に観光するぶんにはいいじゃない、ということで練習の次の日に呉に行ってまいりました。

 

呉にはかつて海軍の鎮守府があり今は海上自衛隊の基地があります。歴史があるところに博物館あり、
ということで最初は10分の1戦艦「大和」の模型が展示されている大和ミュージアムに行きました。
コラボしてすぐだったので艦これの大和(左)と雪風(右)がまだいました。笑顔で出迎えてくれます。

美人で可愛いですね。大和は呉で建造され、雪風は先の大戦において
大きな損傷を受けずに終戦を迎えた呉の幸運艦と呼ばれています。
音声ガイドは大和の声(cv.竹達彩奈さん)で聞ける贅沢仕様。
アプリをダウンロードすれば聞けるので良心的なんてもんじゃないですね。
内容も充実していてお金とるべきレベルでした。

 

入ってすぐにどーん。10分の1戦艦「大和」に圧倒されます。

上から見ると繊細に作り込まれているのが分かるのですが、さすが誰もが知ってる戦艦、
ゴリゴリに兵器が載っています。大和メインに展示がされていますが、戦艦金剛や空母赤城、
加賀の模型があったり戦闘機や砲弾なども展示されています。
常設だけで3時間かかりまして企画展まで足を伸ばせませんでしたが、
涙なしでは通り抜けられない素晴らしい場所でした。

 

大和ミュージアムを出ると潜水艦「あきしお」が目を惹きます。
なんと実物の潜水艦で、てつのくじら館の展示の一部となっています。
大和ミュージアムすぐそばなので、はしごして行くことができます。

 

あきしおの中は見ることもできますが、狭いです。外から見ると大きいのですが、
ぶつかることなく人とすれ違うのは難しいくらいに中はツメツメでした。
てつのくじら館では海上自衛隊の活動について触れることができます。
いのちがけの任務であることや現代において潜水艦の重要性などを知れるので、
私たちの安全はどのようにして成り立っているのか意識できる場所でした。

 

雰囲気変わって、こちらは現役の艦艇たち。
左奥に見えるは練習艦「かしま」、右に見えるは海上自衛隊の護衛艦の中で最大の護衛艦「かが」、
艦これでも人気の艦艇と同名艦たちです。
まさかお目見えできるとは思いませんでした。
日曜日は事前申請すると艦艇を見学できるので間近で見ることができます。
今回見学させてもらったのは上記写真では左手前にいる練習艦「やまゆき」。
その左隣に並ぶのは練習艦「せとゆき」。
どちらも艦これでは未実装ですが、やまゆきは来年3月で廃艦が決定しています。
「みなさんがやまゆきと会えるのはこれが最後かもしれません。
愛でてあげてください」と隊員の方の寂しげな言葉は心に刺さりました。

 

ここに載せられる凛々しいやまゆきの写真が撮れなかったので代わりに浮き輪を載せておきますね。

実際に乗艦してレーダーが回っているところを見れたりランチャーや搭載されている魚雷を見ることができます。

 

こちらはかしま。麗しいですね。残念ながらかがは載せられる写真撮れませんでしたので
機会があれば直にその大きさを感じていただきたいです。

 

見学に行った11月3日はちょうど文化の日で、国旗のような旗がずらりとそれぞれの艦艇に掲げられていました。
実際には国旗ではなく信号旗が掲揚されていて、満艦飾と呼ばれるものです。
決められた祝日や自衛隊記念日、観艦式の時に掲揚されるのだそうで、
満艦飾の日とそれを間近に見学できる日曜日が重なることがレアであると帰ってから気がつきました。
珍しい体験をできたことに気づくことはできたので、それはそれでよしとします。

こちらにも潜にゅ、堂々と見学に行きました。艦艇と同じく要申請です。
艦艇見学の場所とは集合場所が違うので、間違えてしまうと悲惨です。

 

松の後ろに建つのが呉地方総監部第1庁舎、アニメ艦これの聖地でもあります。
地震や空襲で何度か復元が行われており、現在の庁舎は初代庁舎の形を復元したものです。時代も次元も違うけれど、
かつての提督や推したちが自分と同じ場所に立っていたのかもと思うと浪漫を感じます。

 

庁舎見学は隊員の方の解説付きなのですが、資料があまり残っていないそうで「一説によると」
「定かではないのですが」「と言われています」が頻繁に出てきます。
松の木が景観を彩りすぎて「松の陰で見えにくいのですが」というフレーズも度々聞きました。
これら全部カンペに書いてあるんですね。カンペ片手に隊員の方が淡々と読むのですが、
それがかえって面白いのでぜひ見学に行ってほしいところナンバーワンです。
真面目に仕事をしていた隊員の方、ごめんなさい。

 

最後は海に出て、日の入りのときに合わせて出航する「夕呉クルーズ」に行ってきました。
ダジャレじゃありません。クルーズの名前です。本当です。
残念ながら曇りがちで夕日は見えませんでしたが、船からのライトが海に映えて綺麗でした。
234は護衛艦「とね」です。

 

夕呉クルーズでは日の入りに合わせて自衛艦旗が降ろされるのと、
ラッパによる「ラッパ君が代」の演奏があるので、昼間とは違うクルーズを体験することができます。
音感ないのですが、国歌君が代と「ラッパ君が代」は全く別のメロディーだというのは分かりました。
何が違うのかと聞かれると答えられないので、気になる方はぜひ現地に行ってみてください。

 

クルーズでやまゆき(手前)とかが(奥)のツーショットを撮れたので、載せて終わりたいと思います。
写真で紹介した艦艇以外にも潜水艦、艦これに実装済同名艦艇や
呉の港の中で能力を発揮する船も見ることができました。
かつて大和が建造されたドックの隣では建設中のタンカーもあったのですが、
大和建造時の工法が今でも用いられているそうで、過去と今の繋がりを感じますよね。

 

巡るきっかけをくれた公式さんありがとうございます。