こんにちは。ゆーたす@副指揮です。
 
久々のブログバッターを拝命し、みんなの記事に合わせようと、
「みんなどんな感じの記事書いてるのかなー」とブログを改めて見ました。
 
推しに対する愛にあふれている。
 
ならば、私が推せるものとは何か——
私が日々向き合っている練習中の曲だ。
 
珠玉の作品群。これについて語らない手はないでしょう。
 

 
①ようこそジャパリパークへ
 
皆さんにおかれましてはたいそうよくご存じの曲と思います。
私がこの曲を知ったのはいつのことか、思い出しかねますが、昨年の夏Gnosinaのメンバーと一緒に山梨へ旅行に行った折、車内でエンリピしていたことはよーく覚えています。
それっぽいパーカッションを適当に演奏していました。
それでは飽き足らず勝手に車内でそれっぽいベースも歌っていましたが、こう形になるとベースの血が騒ぎます。5度下行は素晴らしい。ベースの生きがい。
 
名残惜しいですが、副指揮者としては、ベースばかりに入れ込むわけにはいかないのです。他のパートの見所もご紹介しましょう。
 
ソプラノは可愛い原曲そのままに。合唱曲らしくなるか、ポップスらしくなるか、彼女らのさじ加減次第でどうとも変わるのが楽しみです。
いつも盛り上がりを作ってくれるのはアルトです。ソプラノがメロディの主旋律に向けて下行してくるのに対して上行してテンションを保ちます。
そして曲を新たにするのがテノール。原曲は女の子の可愛い声で満たされていますが、テノールがその力強いサウンドでこの曲の新たなる一面を切り開いてくれると思っています。
 
そしてピアノ。1番終わり後のscherzo部分は、少し落ち着きを見せながらも2番へ誘ってくれる大切な架け橋です。ここでChor.のテンションが落ちてしまわないようにするのが難しいなと感じています。
 
 
 
②空色デイズ
 
 この曲は音ゲー(ドラムマニア)にもあり、そこでプレイしたので、中高生くらいから知っていました。楽しい曲ですよね。
空色デイズに取り組むに当たってはアニメ「天元突破グレンラガン」を一気見しました。
主人公に感情移入して要所要所で「あーーーー分かるーーーー」と、ハンカチとティッシュ箱を手放さず鑑賞しておりました。

 
そんなテンション上げ目の曲ですが、今回ケンタさんにいただいたアレンジはバラード調。
このまま行くと全曲がアップテンポの上げ上げになるところで、この空色デイズをどう仕上げていくか、とてもわくわくしました。
 
とても繊細な3度ハモりは、音楽に広がりをもたらしてくれます。ここをきちんと他の曲と違って表現できるかが、この曲の一つの鍵と考えています。
サビ付近のアップテンポなところは慣れた手さばきでできるところもありましょう。
しかし、一つの曲の中にかくも性格の大きく異なる部分があるなら、意識的に切り替えて臨まなくてはいけないと思います。

ピアノとの掛け合いにも耳を傾けながら、丁寧に仕上げていきたいです。
 
 
 
③Los! Los! Los!
 
この曲は完全に初見です。第一印象は以下の通り。
・物騒なワードが並んでいるなー
・完全協和音程多いなー強そうだなー
・おいテノールいいなおい
 
原曲と大きく異なるのが、リズム隊の有無です。
原曲ではドラムがかなり大きな役割を持っていて、これが曲を前に力強く推進しています。
一方合唱アレンジではピアノだけが楽器のため、リズムをかなり意識的に作りだしていかなければ停滞してしまうだろうという懸念があります。ここからの練習で、その点をどこまで磨きあげられるかが勝負だと思っています。
Chor Gnosinaはその目的や演奏したい曲がこうした現象と常に重なり合っているので、頑張らなくてはいけないところです。
 
 
 
④アイデンティティ
 
この曲も完全に初見でした。第一印象は
・黒いなー
・リズムソルフェージュがつらい
そして、何と言っても
・「3-3-2」が多い!
 
・黒いなー
これは、16分音符など細かい音符が多く、たまが黒くてはたもたくさんあって全体的に黒いということです。ちょっとわくわくしてきませんか?
 
・リズムソルフェージュがつらい
私ゆーたすはGnosinaの中ではリズムに厳しい副指揮者として練習に当たっていますが、リズムソルフェージュは得意ではないです。特に16分-8分-16分とかが絡んでくると途端に分からなくなります。精進しないと。
 
・「3-3-2」が多い!
一般的かどうかは分かりませんが、私は付点8分-付点8分-8分のパターンのことを「3-3-2」と呼んでいます。音楽が前に進む感じがしてとても好きです。
 
先日、この曲の練習に初めて当たり、縦をそろえることに1時間を費やしました。
しかし、やる前とやる後では曲のかっこよさが全く違う。

楽しくもストイックに仕上げられるよう取り組んでいきたいと思います。
 
これほどの魅力ある作品をどこまでその良さを引き立ててお届けできるか不安もありますが、持てるものを尽くして皆さまに楽しんで頂けるよう引き続き努力したいと思います。
MVの出来をお楽しみに!