こんにちは!ベースの奏です!
相変わらず慣れないものでブログを書くのにものすごく緊張します。
 
3月15日は千早地域文化創造館での単独演奏会に向けての練習でした!
 
まだ全ての演奏曲目を公開してはおりませんが、この日は男女に分かれての

あの曲や、あの曲の練習となりました。(結局何も言えない)

 
グノーシナでは合唱団として、演奏を耳でお客様に楽しんで頂くだけでなく、
目でも楽しんで頂くためビジュアルに訴える演出面を考える「演出班」を中心に日々議論を重ね、振付や衣装を決定しています。
 
この日も、男声側の練習では、まだ試作段階の演出を試したり、意見を出し合ったりしていました。(あの作品のあの効果音再現できないかな!とか!)
 

さてここからが本題ですが、

これらの演出を作り上げるには当然我々が歌う曲たちがどのようなアニメのOP/EDに使われているのか、そのアニメの熱さや美しさといった魅力、またアニソンを歌う歌手の皆様がどのような思いでこの曲を歌いあげているのかを知らなければなりません。(自戒)

 
そこで今回は単独演奏会の曲目でもあります『Shangri-La』とアニメ『蒼穹のファフナー』の魅力について紹介したいと思います。断じてファフナーファンを増やしたいだけではありません。
 
ファフナーはいいぞ。angelaもいいぞ。
 
・『蒼穹のファフナー』
『蒼穹のファフナー』シリーズは「島・ロボット・群像劇・少年少女」をキーワードに企画されたオリジナルロボットアニメである。2146年、未知の生命体”フェストゥム”によって侵略された地球で、孤島”竜宮島”を舞台に少年たちが巨大ロボット”ファフナー”に搭乗して島を守る。(wiki一部抜粋)(あと「空」もテーマですね。)
 
正直これだといかにもよくありそうな作品ですよね。
 
「ファフナー」の他のロボットアニメとの違いは、「存在/無」「生/死」「いる/いない」というテーマにこれでもかとういほど拘ったところだと思っています。
 
なにせ設定が主人公たちに過剰に厳しい!敵が理不尽に強い!何か人類サイドにすら敵がいる!どうせみんないなくなる!もうやめて視聴者のライフはとっくにゼロよ!そんな中で登場人物たちが「きみとここにいる」ことを魂で叫ぶ。「いなくなる」ことに全力で抗う。絶望の中に希望を見出す。そんな中で繰り広げられる群像劇がこの作品の最大の魅力です。
 
「ファフナー」って人が死にまくる鬱アニメでしょと言われたりしますが、

正確ではありません!
人が生きた様に希望を見るアニメなんです!(語気荒め)

 
 
シリーズ構成としては2004年に1期『蒼穹のファフナー』が放送されて以降、
2005年にスペシャル番組『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』、
2010年に映画『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』、
2015年にTVシリーズ2期『蒼穹のファフナー EXODUS』が放送。
そして、2016年12月29日、『蒼穹のファフナー THE BEYOND』の制作が発表されました。
興味を持たれた方はまず1期の視聴を強くお薦め致します。
 
※有料ですがバンダイチャンネルやニコニコ動画で現在も視聴できます。
 
 
 
・『Shangri-La』
『Shangri-La』は音楽ユニット・angelaの6作目となるシングルでテレビアニメ『蒼穹のファフナー』の主題歌として 2004年8月4日にキングレコード(スターチャイルド)から発売されました。この曲は今やアニソン界の大きな存在であるangelaの名を世に広めた代表作の一つです。(wiki一部抜粋)ちなみにシリーズのOP/EDは全てangelaが担当されています。
 
この曲の魅力の一つがボーカルatsuko様の圧倒的な歌唱力にあることは当然ですが、作品に密接に絡む歌詞も特筆すべき一つだと思います。ファフナー愛が溢れてる。尊い。(先日の武道館ライブでは『蒼穹のファフナー』はangelaを作り上げた作品と言っても過言ではないと仰っていました。)
 
作品を見た後だと、「あ、作品そのまんまだわ歌詞」となるのですが、簡単に触れますと1期の重要な設定の一つとして、主人公である少年少女たちは、”竜宮島”(実は強固な要塞)の外の世界の状況(世界が敵の侵攻によりほぼ壊滅していること)を知らず、平穏な島の生活を疎み、無邪気に外の世界にあこがれる心情が描かれています。
 
そして後に外の世界を知り”竜宮島”の生活の尊さ、これを守ろうとした大人たちの思いを知ることとなります。
 
つまり曲名である『Shangri-La』(楽園)とは”竜宮島”であり、この曲の歌詞は真実を知った少年少女たちの追憶の歌なのです。大切なものは失って初めて気付く、平凡な日常は誰かのたゆまぬ努力で維持されていることを知る。そんな青春を振り返る曲なんですね。(ここに歌詞はのせられませんが是非曲を聴き込んでみて下さい。)
 
曲を演奏する上でこういった作品の魅力が少しでも伝わるようこれからも練習に励んでいきたいと思います。
 
以上、武道館ライブを思い出し泣いているベースの奏でした!